旧日向別邸の温泉
日向利兵衛建設当時は「野中の湯」から引湯していたようですが、この温泉はその後の紫雲荘のものです。
熱海温泉の泉質は、いわゆる 食塩泉、硫酸塩泉、単純泉の三種があります。旧日向家熱海別邸はこの中一番多い食塩泉でした。
熱海の温泉(ウィキペディア抜粋)
熱海温泉(あたみおんせん)は、静岡県熱海市にある温泉である。日本の三大温泉の一つと言われています。
温泉水
ナトリウム・カルシウム―塩化物温泉 - 80%(日向邸)
ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩温泉 - 19%
ナトリウム・カルシウム―硫酸塩温泉 - 1%
毎分湧出量18,000リットル
無色透明の源泉
総源泉数410本(伊豆山、網代を合わせて600本以上)
湧出温度98.2度の高温泉
塩化物泉の源泉が過半数を占めている。山沿いは硫酸塩泉の源泉が多い。古くは大半の源泉が硫酸塩泉であった。 ボーリングによる源泉開発を多数行った結果、地下の線脈に海水の混入量が増えたため、泉質が変わった。 かつては東海道本線線路付近に位置する源泉は塩化物・硫酸塩温泉であったが、昭和後期より塩化物温泉に変わった個所が多い。 しかし他県の中性の塩化物温泉と比較して、硫酸塩の成分が多く入っていることから弱アルカリ性となり、肌触りが滑らかなのが特徴。
熱海七湯
温泉街には、熱海七湯(あたみななゆ)と呼ばれる、江戸時代までの古くからの7つの源泉が存在したが、明治以降の周辺での源泉開発の影響でかつての自然湧出の姿は失われた。そして大湯は1962年(昭和37年)に、その他の6つは1997年(平成9年)に、文化財・観光資源として、市営温泉を人工的に噴出・湧出させる形で復元された。
温泉の定義(環境省)
温泉
温泉は、昭和23年に制定された「温泉法」により、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、表1の温度又は物質を有するものと定義されています。
表1
1. 温度(温泉源から採取されるときの温度) 摂氏25度以上 | |
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2. 物質(以下に掲げるもののうち、いずれか一つ) | |
物質名 | 含有量(1kg中) |
溶存物質(ガス性のものを除く。) | 総量1,000mg以上 |
遊離炭酸(CO2)(遊離二酸化炭素) | 250mg以上 |
リチウムイオン(Li+) | 1mg以上 |
ストロンチウムイオン(Sr2+) | 10mg以上 |
バリウムイオン(Ba2+) | 5mg以上 |
フェロ又はフェリイオン(Fe2+,Fe3+)(総鉄イオン) | 10mg以上 |
第一マンガンイオン(Mn2+)(マンガン(Ⅱ)イオン) | 10mg以上 |
水素イオン(H+) | 1mg以上 |
臭素イオン(Br-)(臭化物イオン) | 5mg以上 |
沃素イオン(I-)(ヨウ化物イオン) | 1mg以上 |
ふっ素イオン(F-)(フッ化物イオン) | 2mg以上 |
ヒドロひ酸イオン(HASO42-)(ヒ酸水素イオン) | 1.3mg以上 |
メタ亜ひ酸(HASO2) | 1mg以上 |
総硫黄(S) [HS-+S2O32-+H2Sに対応するもの] | 1mg以上 |
メタほう酸(HBO2) | 5mg以上 |
メタけい酸(H2SiO3) | 50mg以上 |
重炭酸そうだ(NaHCO3)(炭酸水素ナトリウム) | 340mg以上 |
ラドン(Rn) | 20(百億分の1キュリー単位)以上 |
ラジウム塩(Raとして) | 1億分の1mg以上 |
療養泉
療養泉とは、温泉(水蒸気その他のガスを除く。)のうち、特に治療の目的に供しうるもので、表2の温度又は物質を有するものと定義されています。
表2
1. 温度(源泉から採取されるときの温度) 摂氏25度以上 | |
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2. 物質(以下に掲げるもののうち、いずれか一つ) | |
物質名 | 含有量(1kg中) |
溶存物質(ガス性のものを除く。) | 総量1 000mg以上 |
遊離二酸化炭素(CO2) | 1 000mg以上 |
総鉄イオン(Fe2++Fe3+) | 20mg以上 |
水素イオン(H+) | 1mg以上 |
よう化物イオン(I-) | 10mg以上 |
総硫黄(S)〔HS-+S2O32-+H2Sに対応するもの〕 | 2mg以上 |
ラドン(Rn) | 30(百億分の1キュリー単位)= 111Bq以上(8.25マッヘ単位以上) |