階段状家具

ブルーノ・タウトが急旧日向別邸の洋風客間と和風客間につくった階段状の腰掛(家具)。タウトは地下室の傾斜により二つのレベル差を活用して相模湾を様々な上下での変化する視覚をつくった。
材料は檜で、ベンガラで彩色し漆を塗って仕上げた。階段状のいわゆる踏面(ふみずら)、蹴上(けあげ)寸法はバラバラで、踏面の先端には、交互に凸部が設けられる。また蹴上の色を段毎かえられている。