日向上多賀別邸

蕎麦処「多賀」の店舗は、静岡県函南町軽井沢の豪商であった大井五左エ門の築約200年の建物です。この建物を日向利兵衛(1874実業家)が、ドイツの建築家ブルーノタウトを工事の監督として、昭和5年、熱海市多賀に別荘として移築されたものです。
蕎麦処「多賀」は「多賀そば」として親しまれ人気のお蕎麦やさんである。大きな屋根はかつては茅葺屋根であったが、今はトタン瓦がぶされている。

座板は巾50mmほどの板罪で両端が胴線で止められ、フレキシブルになっており、座るとかなり沈んで、クッションとなり快適である。幅は大きく肘掛けもゆったりしている。

机はとにかく重い。触れた床の安定感(どっしり寒)は印象に残る。