■旧日向別邸 和風客間 和風客間 畳敷き12畳で、上段は4畳、その西側に5畳半の日本間へ連続しています。 タウトのこの和室は伝統に反するいくつかの表現をしています。その一つが畳を十字に交叉して敷く不祝儀の敷き方です。段上家具(階段)のある上段からの海への視線を強調することを目的の為にこうした式方をあえて行ったと推測されています。 床の間の落し... 30/01/2024 ABTL
■旧日向別邸 洋風客間 洋風客間 社交室から「洋風居間」「和風居間」「ヴェランダ」まで見通す構成となっています。 南側の開口部は腰壁を壊し掃き出し窓を設けて屋外(海)への連続性確保しました。創建当時は、網戸と無双窓つきの雨戸が付き、手摺りもありました。現在は、ガラス戸と葦戸に代わっています。天井は柾目の桐が幾何学的に貼られています。左右は意図... 30/01/2024 ABTL
■旧日向別邸 竹の間 (アルコーブ ) 竹の間 (アルコーブ ) 社交室の左側のアルコーブ(くぼんだ場所)は、床を矢筈張りとし、社交室と異なる場所であることを印象付けています。また天井を300mm程低くし、寛げる空間としています。奥には作り付けのソファーがかつてありました。手前の椅子とテーブルもタウトの作品によるものです。 日向氏希望の“夏向きの社交室”に応... 30/01/2024 ABTL
■旧日向別邸 幻の地下室へ 幻の地下室へ 1階の居間から“幻の地下室”とも言われた空間へと階段を下りていくと、タウトにとって日本的シンボルであった竹が技巧を尽くして迎えます。 降りたそこには、14本の丸竹が吊られたアーチ状の開口部をみることができます。形は、火灯窓・花頭窓風。 しかしそのアーチ頂部にはヨーロッパの要石を思わせる木片があり和風と... 30/01/2024 ABTL
■旧日向別邸 水原徳言 水原徳言 みはらよしゆき タウト・日本で唯一の弟子 20世紀を代表する世界的な建築家ブルーノ・タウトと深く親交のあった水原徳言である。1911年生まれ。1930年、井上房一郎が高崎で始めた工芸製品活動に参加し中心的な役割を果たした。タウトが高崎に滞在し、工芸製品制作の指導に関わるようになった際、井上工芸研究所の共同制... 30/01/2024 ABTL